ハイドロキノンを使った美白のメリットと知っておきたいデメリット

シミ取りには美白化粧品ではなく、ハイドロキノンを使った化粧品がよいと聞いたのだけど、どんなメリットやデメリットがあるんだろうと思っていませんか?

昔からの日本のことわざで、「色白は七難隠す」と言われます。これは「肌の色が白いと他に容姿に欠点があっても、ある程度は綺麗に見えるもの」という意味ですね。

ハイドロキノンは効果が期待できる成分ですが、使い方や取り扱いには注意しなくてはならない点が、いくつかあります。

30代の肌は若い頃に比べ水分と油分のバランスが整ってくる時期ですが、細胞の老化も少しずつ始まるときでもあります。

そして30代からの肌に関する悩みで、一番多いのがシミ。30代からでき始めて、いつの間にか急に増えてしまっていることに気づく人も多いのです。

そこで使いたいのがハイドロキノンというわけですが、今回はハイドロキノンを使って美白するメリットとデメリットについてをまとめてみました。

ハイドロキノンのメリットとは?

ハイドロキノンが含まれている化粧品を使って美白する一番大きなメリットは、これからできてしまうシミを防いでくれるだけでなく、すでにできてしまっているシミに対しても効果を発揮してくれるということ。

これからできてしまうシミを予防してくれることも嬉しいけれど、今すでにできてしまっているシミにも働きかけてくれるって、すごいことですよね?

美白に有効な成分には、ハイドロキノン以外にもあります。でも美白化粧品に使われるアルブチン、コウジ酸、ビタミンCなどと比較した場合、ハイドロキノンの効果は10倍から100倍とされています。

これがハイドロキノンは「シミの漂白剤」と言われる理由でもあります。

ハイドロキノンのデメリットは?

紫外線に弱くなる

シミの原因になるメラニン色素は悪者として扱われがちなのですが、私たちの肌を紫外線から守ってくれるという大切な役割を果たしてくれています。

紫外線を吸収して肌を守り、細胞の核であるDNAを守ってくれています。分かりやすくいうと、メラニン色素は肌や細胞を守ってくれる日傘の役目をしてくれるのです。

だからハイドロキノンを使っている間は、メラニンを作り出す機能が抑えられているので紫外線に対して、まったく警戒をしていない状態になっています。

そのためハイドロキノンを使っている時は、屋内・屋外を問わずに、紫外線対策をしっかりと行わなくてはいけません。ハイドロキノンの濃度によっては、夜のみに使用することになっているのは、こんなことが理由になっています。

取扱いに注意が必要

ハイドロキノンを使用する期間と休止期間を設定した方が、副作用が起こりにくいと前述しました。

濃度の高いハイドロキノンを長期間使い続けると、ハイドロキノンを塗った部分の皮膚が白く色が抜けてしまうこと(白斑)があります。

また保管にも気を使う必要があります。25℃以下の場所に保管する。開封後は、1か月で使い切るなどです。

肌の乾燥

ハイドロキノンを使用している間に、もう1つ気をつけたいのが保湿。ハイドロキノンは効果が高いのですが、肌の乾燥を招きやすいのです。

普通肌の場合は、普段使っている化粧水や美容液・クリームなどを使って丁寧に保湿を行えば大丈夫です。

もともと乾燥肌の人や「潤いが感じられないな」という場合は、白色ワセリンを化粧水をつけた後に塗って、水分が蒸発するのを防ぐようにするとよいでしょう。

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ここまで少し不安になることを書きましたが、ハイドロキノンの濃度が1~3%であれば刺激が少なく、安全性が高いです。

ハイドロキノンを使うのが初めての場合や、肌の弱い人・敏感肌の人は低濃度のものから始めてみてはいかが?

シミを薄くする効果が高い理由とは?

肌に紫外線が当たったり、摩擦などの刺激や炎症を受けると、表皮細胞から「メラニンを作り出して、肌を守りなさい!」という指令が送られます。

情報伝達物質がメラノサイトに届けられると、チロシナーゼという酸化酵素の働きによってメラニン色素が生成されるのです。

これが肌が黒くなる仕組みで、ハイドロキノンには、次のようなシミを防ぎ、薄くする3つの作用があります。

  1. メラニン色素を作り出す、チロシナーゼの働きを抑制
  2. メラニン色素の生産工場である、メラノサイトの数を減らす
  3. 還元(元に戻す)作用によって、メラニンの色を目立たなくする

メラノサイトで生成されたメラニン色素は、肌のターンオーバー(新陳代謝)によって、角質まで押し上げられてきます。

ところが紫外線をたくさん浴びてしまうとメラニン色素が生成される量と、垢として排出されるまでの期間が追いつかなくなってしまうのです。

紫外線の他にメラノサイトの活動を活発にしてしまう原因としては、肌への摩擦などの刺激や虫刺され・ニキビの炎症なども挙げられます。

ハイドロキノンには「メラニンを作り出して、肌を守りなさい!」と指令を出すチロシナーゼの働きを邪魔してくれます。

この働きによってメラニンが作られる量が減少し、それが美白につながるのです。

低濃度と高濃度のハイドロキノン。そのメリットとデメリットは?

一番のポイントは、ハイドロキノンの濃度

ハイドロキノンを使うとき、気をつけたいのが濃度です。

コスメに使われるハイドロキノンは濃度が1~4%までです。一般的には、ハイドロキノンの濃度が1~3%のものが低刺激で安全性が高いと言えます。

ただ低濃度であるとはいっても、肌が弱い人は刺激を感じることもあるので注意が必要。

ハイドロキノンの濃度が4%を超えるものだと肌にピリピリとした刺激を感じたり、赤みが出たりということもあります。

ハイドロキノンの濃度の違いによるメリットとデメリットをまとめると

  • 1~3%の濃度は低刺激で安全性が高いが、根気よく使用することが大切になる
  • 4%を超える濃度になると、肌への負担がかかる

ということになります。

なお、コスメに配合できるのは、4%まで。4%を超えるものは医師の処方箋が必要です。

コスメに配合される濃度までは、安全性が高いと考えられていますが、濃ければよいというわけでもないので、最初は2%前後のものを使うとよいでしょう。

どのくらい使うと効果が実感できるの?

さて、次に気になるのが、

どのくらい使用していたら効果が実感できるの?

ということですね。

できているシミの濃さと肌の新陳代謝の速さによって、ハイドロキノンの効果が実感できるまでの期間は違ってきます。

本当に薄いシミであれば、14日くらいで効果を実感できることもあります。濃いシミの場合は、だいたい30日使うと「だいぶ薄くなったかも?」と実感できる人が多いです。

ただ長く使うときは注意が必要です。

ハイドロキノンを使用する時は90日以内を1つの区切りとすること。継続して使いたいときは、最低でも休止期間として30日空ける必要があります。

ハイドロキノンの使用期間と休止期間を設定する理由は、ハイドロキノンの副作用が現れにくいから。

シミが薄くなる効果を実感できるのが遅かった場合は、「あ~ぁ、やっとシミが薄くなってきたのに休止だなんて、がっかり」と思ってしまうかも知れません。

でも、ハイドロキノンを使うのを控えている間に、肌が受けたダメージから回復させて、再スタートできる状態の肌にまで戻すことも大切なのです。

まとめ

ハイドロキノンは美白や肌を白くする効果にメリットもありますが、デメリットがあることも事実です。

用法や用量を守って適切に使えばメリットが多くなるし、即効性などを期待して用法や用量を守らなかった場合はデメリットの方が多くなってしまいます。

ハイドロキノンは酸化を起こしやすく、日持ちしないので開封後は1ヶ月を目安に使い切るようにしてください。

保管場所は冷暗所がよいですが、室温が25℃を越える時期は冷蔵庫で保管するのがよいです。

ハイドロキノンを初めて使う場合にはパッチテストを行って、自分の肌に合うかどうかを確認してからシミを薄くしたい部分に使用するようにします。

ハイドロキノンもメーカーによっては、本商品を購入前にお試しが可能なものもあります

「色白は七難隠す」ということわざのように欠点をカバーして、魅力的な部分はますます魅力的に見せてくれるもの。

あなたもハイドロキノンを使って美白を目指してみてはいかが?

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